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自然と生きる

たなごころ整体院の柱などのは無垢材の檜ですが、ヒビが入っていたり、虫食いの跡があります。

この木材は全て間伐材です。

間伐材とは山を守る為に伐採された木材のことです。

山は光を差し込ませる為、風通しを良くする為に木の間伐をしなくてはいけません。

間伐をしない山は木の葉が土を覆い、雨が降っても、山の表面だけを流れ、泥水が川へと流れます。

間伐をして、土に光や風を当てることで、菌達が元気になり、栄養のある土を造ってくれます。

そして、木の葉は腐葉土となり、人のコラーゲンのように、山の保水力を高めてくれます。

雨は山の奥まで浸透して、自然に濾過された綺麗な水が川へと流れるのです。

近年、日本の山はこの間伐が行われずに荒れ放題になっております。

当然、川の水も濁り、私達の生活にも直結する問題になっております。

その背景には安い外国産の木材を利用していること、間伐材の利用先が無い事が挙げられます。

木屑や炭にしたりしますが、利用先がない為に間伐もされなくなっていきました。

たなごころ整体院の柱達を観てもらうと、本当に個性豊かです。

元は間伐材だった木達ですが、私には彼らが輝いている様に見えます。

山に生えている名木や外国からわざわざ木材を持って来なくても、日本には素晴らしい資源があります。

それを活かすのは我々日本人であると思います。

持続可能な社会を一人ひとりが考えていきましょう!







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